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日本彫刻の近代展に行ってきた。
イイ美術館だ、竹橋・東京国立近代美術館。
大好きな北の丸公園も近いし。
武道館がその日Yazawa100回記念だったけど…
リーゼントに白スラックスのにぃちゃんたちが、
昼間っから「イェ~イェ~」って楽しそうだった。
…話戻して、彫刻ですが。
光雲の動物は素晴らしかった。特にチャボの尻が!
光太郎はいかにも売れそうな感じ。
ガマとハトの人もよかった。欲しかった。
山崎朝雲は期待したほどではなかったものの、
やっぱり現代的で木でできた現代フィギュアだと思った。
舟越保武もよかった。
荻島安二「風」は最高!
そして一番感激したのは米原雲海か。
雲海さんの作品は、
中国美人の像「仙丹」、
菅原道真11歳の頃という「清宵」と、
ジェンナー氏の肖像「善那」の3点。
このうち、「仙丹」「清宵」の木彫に感激。
いちばん好きな「仙丹」は、
ひょろっとした娘が立っているだけだけど、
雰囲気がふわっとしていながらしっかりした存在感があって、
ちょいとファンタジックで、変なんだけど、
この雰囲気こそいつか作りたいと憧れる。
「清宵」はフツーにすごい。
本物を前にしてみると意外なことに、
きれいにしすぎずちょっと粗さが残ってるのがまたイイ。
細部を彫ってるとこが見てみたいなあ。
彫刻家も記録映像を残してください。
雲海さんは、島根出身。
初め建築彫刻等を学び大工となったのち、
京都や奈良の仏像に触発され彫刻家を志した。
上京して高村光雲(たかむらこううん)に入門し、
師にちなんで雲海と名乗った。
光雲さんと合作(善光寺/仁王像)もある。
コンパスを使った手法を取り入れたことで有名。
ひととおり、展示を見てみると、
素材や台座との接合部なんかも、
彫刻の全体の印象を作るんだな、と改めて思った。
現代彫刻はわかんない…のでノーコメント。
この展示はほんと行ってよかった。わりとゆったりと、
彫刻の横とか後ろも見れるようにしてくれてるのが多数だから。
今週はまだやってます。
日本彫刻の近代展 2007/12/24まで
http://www.momat.go.jp/Honkan/Sculpture2007/index.html
清宵 木彫と石膏型 (画像元)
http://www1.tcnet.ne.jp/arakatuk/unnkai1.html
「清宵」クリックで拡大します。
うーん美しい。
荻島安二「風」 好きだなこれ。
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京都精華大学美術学部修了
美学校造形基礎修了
美学校フィギュアスクラッチビルダー修了してないけど事情により休学中…